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金門・アモイ、航空海運の新ルート大幅増へ


ニュース 運輸 作成日:2008年9月8日_記事番号:T00010076

金門・アモイ、航空海運の新ルート大幅増へ

 
 金門島や馬祖列島と中国大陸をフェリーで結ぶ「小三通」の拡大を好感し、中台双方の航空・海運業者の間で、アモイや金門と連絡する新路線を積極的に開拓しようという気運が高まっているようだ。8日付経済日報が報じた。

 「アモイ高崎国際空港」および「五通碼頭(ふ頭)」運営する廈門国際航空港集団の劉暁明副総経理は、「現在アモイから中国の中小都市に向け路線を増やす航空会社が増えている」と話し、台湾側でも「立栄航空(ユニー航空)や復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)が金門から台北、高雄以外に台中、嘉義、台南などへの運航に興味を示している」と指摘した。

 劉副総経理は、これらの航路が整備されれば、中国から台湾へ向かう観光客や台湾人ビジネスマンにとって、これまでの3、4回のトランジットが1回で済み、さらに価格も1,000人民元(約1万6,000円)ほど安くなるとの見方を示した。

 アモイ港口管理局の王勇軍局長によると、台湾が6月19日に「小三通」を台湾全住民に開放したことにより、8月の「小三通」利用のアモイへの渡航者は9万6,000人に上り、9月は10万人を突破する見込みだ。台湾観光の中国人旅行客への開放で、利用者はさらに増加するとみられる。