ニュース 医薬 作成日:2022年1月27日_記事番号:T00100801
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は26日、成人への4回目の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種を検討すると述べた。域内の接種率を引き上げ、感染力の強い変異株、オミクロン株の感染拡大を抑え込むためだ。また、2022〜23年にモデルナとアストラゼネカ(AZ)からワクチン計4,000万回分を調達するほか、ビオンテック(BNT)と新たに1,000万回分の調達について協議していると説明した。27日付中国時報などが報じた。
陳・衛福部長は、成人への4回目のワクチン接種のほか、▽12〜17歳の青少年への3回目の接種、▽5〜11歳の児童へのワクチン接種──を政策に含めるか、海外のデータを参考に、専門家と協議すると語った。
陳・衛福部長は先ごろ、2月末までに3回目の接種率50%が目標と説明していた。25日時点では人口カバー率で計19.82%となっている。うち、▽追加接種(ブースター接種)、19.16%(447万8,234人)、▽免疫不全や免疫力低下者に対する基礎強化剤、0.66%(15万5,194人)──。
1回目は1,902万549人が接種し、接種率は81.37%、2回目は1,730万1,857人で74.02%。
24年まで調達を=郭氏
ビオンテックのワクチン91万8,400回分が27日午前、桃園国際空港に到着した。▽ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)、▽鴻海精密工業系の慈善団体、永齢基金会、▽仏教系慈善団体の仏教慈済慈善事業基金会(慈済基金会)──が調達した1,500万回分が全て到着したことになる。
ビオンテックのワクチン調達と、早期到着に尽力した鴻海の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は26日、フェイスブック(FB)で、今後の調達は政府の担当機関が行うとした上で、22年の調達計画以外に、23〜24年分も考慮に入れる必要があり、先に大まかな数量で契約し、柔軟に調整できるようにしてもよいと提案した。
衛福部疾病管制署(疾管署)は現在、ビオンテックのワクチン1,000万回分の調達について交渉中だ。陳・衛福部長は先ごろ、立法院の答弁で、ビオンテックのドイツ工場の代表者と2週間前に協議したと述べていた。
ビオンテック以外からの調達について、陳・衛福部長は26日、モデルナからは22年に2,000万回分調達し、25日に到着した151万2,100回分が第1弾だと説明した。2月に第2弾が到着予定だ。23年は1,500万回分を調達する。
アストラゼネカからは、次世代ワクチンを500万回分調達済みだ。
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