ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

21年経済成長6.28%、輸出と投資が貢献(トップニュース)/台湾


ニュース その他分野 作成日:2022年1月28日_記事番号:T00100824

21年経済成長6.28%、輸出と投資が貢献(トップニュース)/台湾

 行政院主計総処は27日、2021年の実質域内総生産(GDP)成長率速報値は6.28%で、従来予測から0.19ポイント上方修正したと発表した。過去11年で最高だった。21年第4四半期のGDP成長率速報値は4.88%で、従来予測から0.73ポイント上方修正した。世界経済の安定的な回復に伴い輸出が大幅に成長したほか、半導体やグリーンエネルギーの投資で、資本形成も大幅に増えた。28日付自由時報などが報じた。

/date/2022/01/28/301gdp_2.jpg

 21年の実質成長率は、▽輸出、17.20%、▽輸入、18.09%、▽資本形成、16.82%、▽政府消費、3.85%、▽個人消費、マイナス0.45%──だった。

 個人消費は、世界金融危機の08〜09年以来、2年連続の前年割れとなった。

Q4輸出、26%増

 21年第4四半期の実質成長率は▽輸出、11.92%、▽輸入、15.56%、▽資本形成、13.92%、▽政府消費、5.10%、▽個人消費、1.62%──だった。

 輸出の実質成長率11.92%は、従来予測から1.57ポイント上方修正した。うちモノの輸出の実質成長率は、26.01%だった。新技術の応用拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のほか、製品価格の上昇が貢献した。サービスの輸出は、世界市場シェア1割を占める運輸サービスが2桁成長となった。

 資本形成の実質成長率13.92%は、従来予測から0.06ポイント上方修正した。呉佩璇・専門委員は、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資が続いたほか、半導体メーカーの先進製造プロセス投資、政府による風力発電、太陽光発電などグリーンエネルギーの推進が貢献したと分析した。

個人消費、コロナで打撃

 個人消費の実質成長率は1.62%成長で、従来予測から2ポイント下方修正した。うち域内消費は1.66%、海外消費はマイナス18.86%だった。

 呉・主任委員は、新型コロナウイルス流行で、消費が鈍化し、レジャーや娯楽業の利用も減少、台湾高速鉄路(高鉄)や台湾鉄路(台鉄)の輸送量も1割減少したと指摘した。

 消費刺激策として10月8日から使用を開始した1人当たり5,000台湾元(約2万1,000円)の振興券「五倍券」の効果について呉・主任委員は、換金率は65%で、一昨年の「三倍券」の66%とほぼ変わらず、効果が劣ったわけではないと説明した。

【表】

 

【ワイズPRです】

春節期間に飲食店の休みが増え、困っていませんか?ワイズニュースは、春節期間も利用可能な飲食店を紹介しています。

検索は「ワイズニュース、春節」。

【在台日系企業・日本人向けPRを募集しています】

https://www.ys-consulting.com.tw/service/pr/index.html