ニュース 社会 作成日:2008年9月9日_記事番号:T00010092
恐怖の10秒間だった。8日午後5時ごろ、台中市の中国医薬大學附設医院で運転中のエレベーターが落下する事故があり、医師21人が負傷した。うち2人は足の骨を折る重傷だという。
9日付蘋果日報によると、エレベーターは建物の20階部分から地下4階まで約120メートル下に落下した。事故当時、医師らは急患診療に当たるため、21階から専用エレベーターで2階に下りるところだった。20階を過ぎたところで異変が起きた。乗っていた医師は「体が急に軽くなって、足が浮き上がるようだった」と話す。医師らは何とか止まってくれと全ての階のボタンを押したが無駄だった。負傷した医師は「まるで遊園地のフリーフォールのようだった」と恐怖の瞬間を振り返った。医師らは地下4階まで落下した後、非常電話で救助を求め、救急隊員に助け出された。病院側によると、事故があったエレベーターは大同オーチス製で、毎月2回定期点検が行われていた。定員は24人で重量オーバーの状況ではなかったという。
大同オーチス側は「破損状況からみて、ワイヤが完全に断裂したわけではなく、(落下スピードを落とす)安全装置も働いていた」としており、消防も「ワイヤが切れたわけではない」とみて、原因究明を進めている。救急関係者は「もしワイヤが切れたならば、想像もできないような被害が出ていただろう」と話した。
エレベーター業界関係者は「コンピューター制御システムの異常やブレーキシステムの故障などが考えられる」と話している。
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