ニュース 電子 作成日:2022年2月14日_記事番号:T00100992
液晶パネル大手、友達光電(AUO)は11日、中部科学園区(中科)后里園区(台中市后里区)に、第8.5世代パネル工場を建設すると発表した。14年ぶりの台湾での新工場建設だ。投資額は1,000億~1,500億台湾元(約4,100億~6,200億円)で、早ければ2025年に稼働する計画。マイクロ発光ダイオード(LED)パネル生産も視野に入れる。14日付経済日報などが報じた。
彭・董事長(右2)は、10年に稼働した既存の第8.5世代パネル工場は、4段階に分けて設備を搬入し、21年まで14年かかったと説明した(11日=中央社)
柯富仁・総経理は、新工場は当初アモルファスシリコン(a-Si)パネルを中心に生産し、LTPS(低温ポリシリコン)パネルも検討しており、ミニLEDパネル、マイクロLEDパネルを手掛ける可能性もあると説明した。
新工場の空間は、后里工場と同じで、液晶パネル月産能力12万枚に相当する。ハイエンド情報技術(IT)製品用、車載用、医療用など、高付加価値の大型、曲面、狭額縁のパネルを生産する計画だ。
彭双浪(ポール・ポン)董事長は、日本や韓国メーカーの生産縮小で、液晶パネル生産能力の6割以上が中国に集中し、台湾のシェアは2割となる中、AUOはハイエンドのIT製品用パネル市場の地位を固め、次世代技術のマイクロLED開発を進めると表明した。
22年設備投資、2.6倍
AUOが11日発表した22年の設備投資予算は前年の2.65倍の450億元だった。うち200億元余りを、新工場建設に投じる。残りは、中国江蘇省昆山市のLTPSパネル第6世代ライン増設などに充てる。
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