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義聯集団、3%の給与引き上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年9月9日_記事番号:T00010114

義聯集団、3%の給与引き上げ

 
 鉄鋼グループの義聯集団(Eユナイテッド・グループ)は、燁聯鋼鉄(YUSCO)、燁輝企業、?興企業など本業の鉄鋼子会社で、平均3%近い年次昇給を実施する。引き上げ率は中国鋼鉄(CSC)集団の平均2.6%前後を上回る。9日付工商時報が報じた。

 燁輝の劉憲同副董事長は、「当グループの林義守董事長が、最近の世界的な物価高騰に対する従業員への適度な補てん、および士気を高めるために昇給を決めた」と語った。

 第3四半期に入り、国際ニッケル価格が大幅に下落し、原料コストも低下して熱延、冷延製品ともに価格が下落した。しかし、川上メーカーでは依然コストの高いニッケル原料の消化が続いており、?聯では「7、8月は確かに小幅赤字を計上する状況となった」としている。

 しかし、上半期ステンレス鋼市場は非常に好調で、同社の上半期税引き前利益は30億台湾元(約102億円)に達した。同社はまた、「9月から低コストニッケルの使用が始まり、第4四半期は景気も上向くとみられるため、通年利益は一定の水準を維持できる」との見通しも示した。