市場調査機関ガートナーの、第２四半期のスマートフォン世界市場レポートによると、宏達国際電子（ＨＴＣ）の販売台数シェアが第１四半期の７位から３位に躍進した。同期ＨＴＣの販売台数は、前年同期比120％増の133万台となった。ただしシェアは4.1％で第１四半期とほぼ同じだった。９日付工商時報が報じた。
ガートナーは、「HTC Touch」シリーズの売れ行き好調が販売台数成長に貢献したとしている。ランキングには通信キャリアからの受託生産をカウントしないため、ＨＴＣのシェアは１位ノキアの47.5％、２位リサーチ・イン・モーション（ＲＩＭ）の17.4％からは大きく引き離されている。
一方「iPhone３Ｇ」が話題となったアップルは５位以内に入らなかった。ガートナーは品不足が響いたとしており、第３四半期は不足の解消と販売地域の拡大で５位以内に復活すると予測している。
同レポートによると第２四半期、世界市場におけるスマートフォンの総販売台数は、昨年同期比16％増の3,222万台。最大市場は依然欧州で、販売台数の前年比成長率では北米市場が75％で連続して最高を記録した。ただ、アジア太平洋地域では５％近く減少しており、
