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佳世達の液晶TV部門合併、友達に観測


ニュース 電子 作成日:2008年9月9日_記事番号:T00010120

佳世達の液晶TV部門合併、友達に観測

 
 友達光電(AUO)が同じ明基友達グループ企業である佳世達科技(Qisda)の液晶テレビ部門を合併してパネルの製造からテレビの組み立てまでを行う計画があるとの観測を受け、両社は8日、これを否定するコメントを発表した。両社は「顧客のニーズに応じた提携モデルを模索していることは事実だが、事業単位を移転する計画はなく、提携についても董事会で承認されるまでは詳細を明らかにできない」としている。9日付電子時報が伝えた。

 観測は、グループ全体および短期的な利益の引き上げを考慮して友達がテレビ部門を合併するという見方に基づいたものだ。業界関係者によると、液晶テレビは末端価格が下落し、大手ブランドの委託発注も低価格製品に限られているため、ODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカーの利益が圧迫されているという。

 佳世達の液晶テレビ出荷台数は今年の予測で50万~100万台と小規模だが、液晶テレビの一部では既に友達と共同で開発・設計を行っている。電子時報は、研究開発(R&D)および営業部門を友達が担当 し、佳世達は製造のみに注力することも考えられると報じている。