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3月末から国際線増便、海外往来正常化に前進(トップニュース)/台湾


ニュース 運輸 作成日:2022年3月2日_記事番号:T00101267

3月末から国際線増便、海外往来正常化に前進(トップニュース)/台湾

 中華航空(チャイナエアライン)は1日、3月末から▽中国、▽東南アジア、▽北東アジア、▽欧州、▽北米、▽オセアニア──線の旅客便を順次増やすと発表した。第2四半期の運航便数は前期比2~3割増える見込み。長栄航空(エバー航空)も4月から増便する計画だ。海外で入国制限の緩和、撤廃が進む中、台湾も7日から外国人ビジネス客の訪台解禁など新型コロナウイルスの水際対策緩和を予定しており、国際的な人の往来再開に向け前進する。2日付工商時報が報じた。

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 中華航空は3月末から、北京、上海(浦東)、成都、アモイ線を増便する。台北(桃園)~上海(浦東)線は週2便を週5便に、台北(松山)~上海(浦東)線は週5便を週6便に増やす。

 4月から、シンガポール線を週2便に、マレーシア・ペナン線を週1便に増便する。オーストリア・ウィーン線も運航する。

 日本線は、台北(桃園)~東京(成田)線の運航を継続するほか、5月から台北(松山)~東京(羽田)線を追加し、当初は週2便で運航する予定だ。

 北米は、5月からカナダ・バンクーバー線を週1便に増便し、6月からニューヨーク線を増便する予定だ。

 オセアニアは、オーストラリアのシドニー、ブリスベン、メルボルン線は週1便、ニュージーランドのオークランド線は月1便の直航便を運航する。

 中華航空は、今夏に第2弾の増便も計画していると説明した。

 エバー航空は4月から、台北(桃園)~ロンドン線と、ブリスベン線をそれぞれ週1便に増便する。5月から北米線を増やす。

乗組員の自粛期間短縮へ

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の荘人祥・報道官は1日、7日から、長距離路線の乗組員に対し、ワクチン3回接種や1人1戸を条件に、入境後の外出制限「居家検疫」5日間、「自主健康管理」(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など)5日間の計10日間へと、従来の計14日間(居家検疫5日間、自主健康管理9日間)を短縮すると説明した。

 短距離路線の乗組員は、ワクチンを3回接種していれば、7日間の「自主健康管理」を、7日間の「自我健康監測」(外出時の常時マスク着用、手指の消毒、発熱などの症状があれば「1922」に電話するか衛生局に連絡し、指定の医療機関を受診するなど)に変更する。

ロシアの領空閉鎖、影響なし

 ウクライナ軍事侵攻で西側諸国から経済制裁を科されたロシアは28日、報復措置として、欧州連合(EU)加盟国を含む36カ国の航空会社のロシア領空飛行を禁止した。

 中華航空とエバー航空は、2021年9月にアフガニスタン情勢が緊迫化して以降、中国の領空飛行を申請して欧州線を運航しており、影響はない。

【表】