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8月の証券取引税収、年55%減で2年ぶり最低


ニュース その他分野 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010129

8月の証券取引税収、年55%減で2年ぶり最低


 財政部統計処の発表によると、8月の税収総額は前年同月比174億元減の806億台湾元(約2,716億円)となり、そのうち減少幅が最大だった証券取引税収は、前年同月比82億元(55%)減の66億8,000万元で2年ぶり最低を記録した。財政部は、「今後株式市場の取引高が拡大しなければ、通年では100億元を超える減収となる」と懸念を示している。10日付経済日報が報じた。

 財政部によると、今年通年の証券取引税収は1,217億元を目標としているが、これは1日平均の取引高が1,600億元以上で達成できる数字だという。しかし、株式市場の低迷を受け今年1~8月の平均取引高は1,422億7,000万元にとどまっており、今後4カ月間で1,600億~2,000億元水準まで拡大しなければ目標は達成できない。

 財政部は当初、今年通年の税収は目標を900億元上回ると楽観的な予測を行っていたが、証券取引税や貨物税の減収によって、現段階では目標超過は600億元以下の水準まで下がるとみている。