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保険局、米住宅金融会社に無制限投資認めず


ニュース 金融 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010135

保険局、米住宅金融会社に無制限投資認めず

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)保険局は9日、米政府系住宅金融機関である米連邦抵当金庫(ファニーメイ)、米連邦住宅金融抵当金庫(フレディマック)、米政府抵当金庫(ジニーメイ)について、米政府の保証があっても保険会社による無制限の投資は認めない方針を明らかにした。10日付工商時報が伝えた。

 保険局は保険会社が3機関が発行または保証する住宅ローン担保証券に投資する際、1機関当たりの投資額を海外投資総額の25%まで、3機関合計で同50%までとすることを決めた。海外投資リスクの分散が目的で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の表面化前から検討されていた措置だという。

 これまで保険会社は、海外投資に関する上限規定の制約を受けず、3機関の投資商品に無制限に投資することが可能だった。

 金管会によると保険会社によるファニーメイとフレディマックへの投資額は7月現在で5,356億台湾元(約1億8,000万元)で、ジニーメイに関してはごく少額だという。