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新光金控が80億元増資、第一生命が出資か


ニュース 金融 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010136

新光金控が80億元増資、第一生命が出資か


 新光金融控股は9日、有力金融グループを引き受け先とする80億台湾元(約270億円)規模の第三者割当増資を行うと発表した。増資は引き受け先企業が新光金控に8%以上出資することが条件となっている。引き受け先の社名は明らかにされていないが、すでに同社に出資している第一生命の名前も挙がっている。10日付工商時報が伝えた。

 発表によると、新株発行価格は16元で、10月31日の臨時株主総会で決定する。増資後はリスクベース自己資本比率(RBC)が300%以上となり、資本力が大幅に強化される。

 新光金控は2006年に第一生命を引き受け先として70億元の増資を行っており、既に5%前後を出資している。今回の増資が第一生命との提携強化だとすれば、新光人寿の中国進出を念頭に置いた動きとみられる。これについて、新光金控の許澎総経理は「守秘義務があるため、何も話せない」としている。

 新光金控はサブプライム問題や為替差損による影響で、今年上半期に128億元の損失を計上し、RBCが200%強の水準まで低下していた。