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康師傅のミネラルウォーター、実は水道水


ニュース 食品 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010145

康師傅のミネラルウォーター、実は水道水

 
 中国の台湾系食品大手頂新集団が発売している「康師傅」ブランドのミネラルウォーターの原料に水道水が使用されているとの指摘がインターネット上であり、中国中央電視台(CCTV)にも大きく取り上げられたことで、同社は謝罪に追い込まれた。世論調査によると、半数以上の消費者が「康師傅」ブランドのミネラルウォーターは買わないと回答し、同社のブランドは大きく傷ついた。10日付聯合報が伝えた。

 中国メディアは疑惑をウォーターゲート事件の中国語名(水門事件)にちなんで「水源門事件」と命名し、連日取り上げている。

 きっかけとなったネット投稿は、同社の杭州工場に潜入した結果、水源は水道水だったという「暴露」。同社は「優質水源」を採用しているとの広告を流していたが、最終的には「大部分の飲料メーカーが使用している水源、すなわち上水道を使用している」と水道水の使用を認めた。

 同社は商品の水質が中国の国家基準を満たしていると強調しているが、消費者の誤解を避けるため「優質水源」などという表現の使用を中止。8月末に中央電視台が討論番組で騒動を取 り上げ、批判が集中したことを受け、今月2日に消費者への公開謝罪に追い込まれた。