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エルピーダも減産発表、供給過剰は11月に緩和か


ニュース 電子 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010148

エルピーダも減産発表、供給過剰は11月に緩和か

 
 力晶半導体(PSC)の提携パートナーでDRAM世界3位のエルピーダメモリは9日、9月中旬から10%の減産を実施すると発表した。力晶も8日、第4四半期からの10~15%減産を発表しており、11月から市場の供給量が減少に転じ、価格の下落が落ち着くとの予測を10日付蘋果日報は報じている。

 エルピーダメモリの世界シェアは15%以上で、力晶と合わせると20.6%となる。両社の減産によって供給量は2%程度減少する見通しだ。両社の合弁DRAMメーカー、瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)は減産を行わない。

 一方、韓国のハイニックス半導体は9日、今年は従来からの計画通りに生産を行い、減産する考えはないとコメントした。

 業界関係者は、「現在のDRAM価格はコスト割れとなっており、減産措置を採らなければ、来年下半期のハイシーズンまでに数社が倒産する恐れがある」と指摘している。