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UMCのQ3売上高縮小、聯発科が域内半導体2位へ


ニュース 電子 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010149

UMCのQ3売上高縮小、聯発科が域内半導体2位へ

 
 米テキサス・インスツルメンツ(TI)、エヌビディアなどの大口顧客の経営不振を受け、ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)は8月売上高が81億6,500万台湾元(約275億円)と前月比4.34%のマイナスとなった。同社売上高は第3四半期に入り減少を続けており、今期累計は約247億元と予測されている。これにより、第3四半期売上高273億元以上を見込むIC設計大手、聯発科技(メディアテック)が、史上初めて域内半導体業界で2位となる可能性が出てきた。10日付経済日報が報じた。
 
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 また、聯発科はUMCの8インチウエハー工場にとって重要な顧客で、証券会社は、「聯発科の業績向上はUMCにとってプラス効果をもたらすが、聯発科はファウンドリーへの発注を台湾積体電路製造(TSMC)、チャータード・セミコンダクター、韓国・東部電子に分散しているため、その程度は不透明」としている。

 UMCはかつては聯発科株の15%を保有する大株主で、聯発科はUMCグループの一員だった。しかし、2005年にUMCは聯発科の董事から全面的に撤退し、持ち株比率も約0.5%まで減少している。聯発科が半導体2位となれば、かつての「弟分」が「兄貴分」を超えることになる。