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奇美電、前月比23%の増収


ニュース 電子 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010150

奇美電、前月比23%の増収

 
 パネル大手、奇美電子(CMO)の8月の連結売上高は285億台湾元(約960億円)で前月比22.7%増となり、前月比成長率で業界最高を記録した。中華映管(CPT)も88億5,000万元で同11.7%増加したが、パネル価格下落の影響を受けた群創光電(イノルックス・ディスプレイ)は、前月比11.7%減の124億6,600万元となった。10日付経済日報が報じた。
 
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 奇美電の8月の出荷枚数は、大型パネルで前月比23.5%増の597万枚、中小型パネルで同43%増の1,211万7,000枚だった。テレビ用パネルでは26、32、40インチ型ともに好調で、同社では9月の売上高はさらに伸びるとの見方だ。

 中華映管も8月の大型パネル出荷量は187万4,000枚で前月比9.1%増となった。経済日報では、友達光電(AUO)、奇美電、中華映管の8月の業績からみると、パネル産業の景気は既に谷底から回復に向かっていると指摘している。

 ただ、奇美電は9月に15%減産するとの計画を撤回していない。需要は引き続き回復するとみられるものの、パネル価格の下落は依然続いており、第4四半期の見通しが不透明なため判断を保留しているとみられる。