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華碩8月売上高、今年最高の259億元に


ニュース 電子 作成日:2008年9月10日_記事番号:T00010153

華碩8月売上高、今年最高の259億元に

 
 華碩電脳(ASUS)が9日発表した8月売上高は、前月比17%増、前年同月比24%増の259億台湾元(約873億円)で、単月では今年最高、過去2番目に高い数値となった。1~8月の売上高は、前年同期比27%増の1,690億元。10日付工商時報などが報じた。

 華碩は増収の理由について、8月はノートパソコン(ノートPC)の出荷が前月比で3割増えたこと、低価格ノートPCのEee PCの出荷が50万台を超えたこと、マザーボードなど関連製品の成長率が16%に達したことなどを挙げた。また、9月は8月以上の業績が見込めるとしている。

 なお、ノートPC受託製造2位の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が8日に通年の目標出荷台数の下方修正を行ったが、大和総研の黄文堯・科技産業アナリストは9日、「次にノートPCの出荷目標の下方修正を行うメーカーは華碩だ」と指摘して注目を浴びた。黄アナリストによると、同社のノートPC出荷台数は第3四半期は150万~180万台の低水準で、通年でも600万台を下回る見通しだ。この理由としては、中国市場の需要が回復せず、欧州で伸びがみられるもの中国の不振を補えないためとした。  

 華碩の株式は最近、外資系証券会社によって大量に売られており、9日の終値は62.2元と過去5年半で最低の水準にある。