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周台北県長の事務室主任、収賄で聴取


ニュース 社会 作成日:2008年9月11日_記事番号:T00010160

周台北県長の事務室主任、収賄で聴取

 
 周錫イ(イは王へんに韋)台北県長の側近で県長事務室の麦安懐主任らが道路脇の駐車スペースの事業権をめぐる入札案件で高級乗用車をわいろとして受け取っていた疑いが強まり、板橋地検は10日、関係先を家宅捜索するとともに、麦主任ら関係者11人から事情聴取した。11日付中国時報が伝えた。

 問題となったのは、2006年に行われた蘆洲、三峡地区の駐車スペース入札に関する入札。落札業者は駐車スペースの運営方式を県政府による業務委託ではなく、多額の利益が得られる事業権付与方式に改めるよう働きかけるため、贈賄行為に及んだ疑いが浮上している。

 台北県政府の謝秀棋新聞処長は「県政府は検察の捜査に全面的に協力する。ただ事情聴取が直ちに有罪を意味するわけではない」とコメントした。

 疑惑が事実とすれば、県長側近を巻き込む業者との癒着構造が明るみに出た格好で、来年末に予定される県長選挙で2選を目指す周県長の選挙戦にも微妙な影響を与えることになりそうだ。