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ASUS、アジア初医療専用スパコン設置へ(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年3月24日_記事番号:T00101663

ASUS、アジア初医療専用スパコン設置へ(トップニュース)/台湾

 パソコン大手、華碩電脳(ASUS)は23日、国家衛生研究院(国衛院)、米エヌビディアと提携し、アジア太平洋地域で初の医療・衛生分野専用のスーパーコンピューターを台湾に設置すると表明した。新薬やワクチンの研究開発(R&D)、精密医療(プレシジョン・メディシン)など中央政府レベルの案件を支援する。6月に供用を開始するようだ。24日付経済日報が報じた。

/date/2022/03/24/00asus_2.jpgクララ・ホロスキャンMGX。医療用スパコンの供用開始後は、台湾のバイテク産業でのAI活用が加速すると見込まれている(エヌビディアリリースより)

 観測によると、医療用スパコンの設置は国衛院の発案で、ASUSが医療用ソフトウエアとハードウエア関連のソリューションを提供し、エヌビディアが医療用の人工知能(AI)プラットフォームを提供する。

 ASUSは、29日に国衛院、米エヌビディアと共同で、医療専用スパコン設置の発表式典を開催すると予告した。

 ASUSはこれまでに、台湾初のAIスパコン「台湾杉2号(タイワニア2)」を、▽国家実験研究院(国研院)国家高速網路計算センター(国網中心、NCHC)、▽電子機器受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピューター)、▽通信キャリア大手、台湾大哥大(台湾モバイル)──と共同で設置。昨年には台湾杉2号にASUSが手掛ける次世代スマート医療情報プラットフォームを設置し、病院10軒が採用した。

エヌビディア、医療AI注力

 エヌビディアが医療用スパコンに採用するのは、同社が22日に発表した、医療機器業界のエッジでのリアルタイムなAIアプリケーション開発を可能にするプラットフォーム「クララ・ホロスキャンMGX」のようだ。

 エヌビディアが発表した、クララ・ホロスキャンMGXのリファレンスデザインを使用して製品を構築する組み込みコンピューティングメーカーの第1弾のうち、台湾メーカーは▽凌華科技(ADリンク・テクノロジー)、▽研華(アドバンテック)、▽麗台科技(リードテック・リサーチ)、▽医揚科技(Onyxヘルステック)、▽聡泰科技開発、▽瑞伝科技(ポートウェル)──など。

 

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