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東聯化学、8月は前月比21%減収


ニュース 石油・化学 作成日:2008年9月11日_記事番号:T00010172

東聯化学、8月は前月比21%減収

 
 東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)の8月の売上高は、エチレングリコール(EG)国際価格の下落を受けて前月比20.7%減の10億4,000万台湾元(約35億円)となった。1~8月の累計では105億7,000万元で、前年同期比24.68%増加した。11日付蘋果日報が報じた。

 東聯幹部によると、EGは生産しても利益が出ない状態となっている。このため同社では、8月はEGの生産能力利用率を75%まで引き下げ、比較的利益率の高いエタノールアミン(EA)やエチレンカーボネート(EC)などの特殊化学製品の生産比率を上げて利益を確保を図った。

 同幹部は「今月は、特殊化学製品の売上高への貢献度は50%を超え、利益貢献度は90%を超えると予想される」と話した。

 東聯は昨年、EAやECなどの特殊化学製品で生産ライン拡充計画を進め、年生産能力をEAで倍増の8万トン、ECは6万トンとして世界1位となった。除草剤の原料となるEAの相場は今年、食糧不足を受けた農作物の生産増で年40%上昇した。