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ハイニックスがNAND減産発表、創見・威剛に恩恵も


ニュース 電子 作成日:2008年9月11日_記事番号:T00010182

ハイニックスがNAND減産発表、創見・威剛に恩恵も

 
 NAND型フラッシュメモリー世界2位の韓国ハイニックス半導体が10日、今月からNAND型フラッシュメモリーを20~30%減産すると発表した。世界3位の東芝も安値での出荷をやめるとの観測が出ている。NAND型フラッシュメモリー、DRAMともに減産が行われることから、メモリモジュール大手の創見(トランセンド・インフォメーション)と威剛科技(Aデータ・テクノロジー)が、製品価格上昇による恩恵を受ける可能性が出てきた。11日付経済日報が報じた。

 半導体チップのオンライン取引を仲介する集邦科技(DRAMエクスチェンジ)によると、NAND型フラッシュメモリーの契約価格は7月に若干(じゃっかん)の上昇がみられたが、8月は2割下落し、9月も低迷している。

 威剛の陳立白董事長は10日、DRAM域内最大手の力晶半導体(PSC)やエルピーダメモリといった一部のメーカーが減産しただけでは価格への影響は限定的と指摘し、「DRAMメーカーにとっての最悪の時期はこれからだ」という予測を語った。一方、モジュールメーカーは在庫管理や売掛管理をきちんとすれば、問題はないとコメントした。