ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「景気の底は10月」、陳経建会主委が表明


ニュース その他分野 作成日:2008年9月12日_記事番号:T00010195

「景気の底は10月」、陳経建会主委が表明

 
 行政院経済建設委員会(経建会)の陳添枝主任委員は11日、今回の不況は10月ごろに谷底を迎え、来年初めには回復局面に入るとの見方を示した。証券取引税の半年間の引き下げ措置など、同日発表した「景気振興十大方案」は、中長期的に必ず効果を発揮すると自信を見せた。12日付工商時報が報じた。

 陳主任委員によると、台湾の景気は好況の山から不況の谷までほぼ12~13カ月で循環するという。これに基づくと、2007年10月を山とすると谷は今年10月ごろで、現在の不況局面は長く続かず、来年初頭には回復期に入るとみている。米国経済の不調に対しては「金融メカニズムによる迅速な調整などが機能しており、来年中には回復する」と指摘した。

 証券取引税の引き下げ実施1日目に株式市場が200ポイント以上下落したことについては、「(引き下げは)投資額の多い法人投資に効果を発揮し、株取引を活性化させることができる」と述べ、やがて必ず効果を表すという見解を示した。