ニュース 社会 作成日:2022年4月18日_記事番号:T00102046
新北市政府など6県市が先週、無症状や軽症の新型コロナウイルス感染者の自宅療養を開始したのに続き、台北市政府はきょう18日から、信義区で試験導入する。6直轄市のほか、感染拡大が続く▽基隆市、▽宜蘭県、▽花蓮県──が自宅療養の導入を申請している。域内感染が3日連続で1,000人を上回る中、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は17日、準備ができれば全県市で自宅療養を導入すると述べ、仮に感染率が15〜16%に上れば、感染者数は約360万人に増えると警戒感を示した。18日付中国時報などが報じた。
陳・高雄市長は16日、早ければ18日から自宅療養を導入すると述べた(16日=中央社)
1月1日以降4月17日までの域内感染確認は1万155人で、▽台北市、1,567人、▽新北市、3,275人、▽基隆市、847人、▽宜蘭県、248人、▽桃園市、1,600人、▽台中市、215人、▽台南市、179人、▽高雄市、767人、▽花蓮県、572人──など。北部や南部のほか、人口が比較的少ない基隆市、宜蘭県、花蓮県で感染拡大が目立つ。
陳・衛福部長は18日、新北市、高雄市、宜蘭県、基隆市、花蓮県、桃園市の一部が自宅療養を開始したと述べた。
柯文哲・台北市長は15日、防疫ホテル不足に備え、18日から信義区で自宅療養を試験導入すると述べた。黄珊珊・副市長は17日、中山区の方が感染者は多いが、先に別の行政区で仕組みを構築すると説明した。
鄭文燦・桃園市長は17日、既に100人以上が自宅療養を開始していると述べた。
林姿妙・宜蘭県長は16日、医療リソースが既に限界で、自宅療養を即日開始すると述べた。
隔離7日に前向き
陳・衛福部長は17日、今後14〜25日の間、指数関数的に感染者数が増えるか観察する必要があるが、香港やニュージーランドなどの感染率15〜16%を基にすると、台湾の感染者は約360万人に上る可能性があると述べた。
3月7日から10日間に短縮した、接触者の外出制限「居家隔離」や入境時の「居家検疫」の期間について陳・衛福部長は、海外は7日間が一般的で、5日間やゼロの国・地域もあると述べ、専門家と検討すると語った。
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