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味全食品、バイオ保健食品を中国投入


ニュース 食品 作成日:2008年9月12日_記事番号:T00010205

味全食品、バイオ保健食品を中国投入

 
 頂新集団の味全食品工業は、2009年から台湾で競争力を持つ製品の全面的な中国投入を計画している。同社は、康師傅に付与している中国における冷蔵飲料のブランドライセンスを年内に回収して自社経営に移すほか、来年は傘下の味全生技の、バイオ技術を使った保健食品を中国で販売することも予定している。同社は、敷島製パン、伊藤忠商事との合弁による上海での製パン事業への投資と合わせ、今後中国食品市場における展開をさらに充実させる考えだ。12日付工商時報が報じた。

 味全の蘇守斌総経理によると、台湾における昨年のバイオ食品の市場規模は460億台湾元(約1,530億円)で、不景気の影響を受けることなく年々成長しているという。同社はまた、中国の美容ダイエット食品および高齢者向け栄養食品市場を好感しており、味全生技のバイオ食品は中国市場でも高い競争力を持つと自信を見せる。

 味全生技の売上高は、昨年2億元水準となり損益均衡を達成した。今年は上半期既に1億5,000万元に達しており、通年ではさらに成長する見通しで、利益は約2,000万元となる見込みだ。