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自動車・二輪車
作成日:2008年9月12日_記事番号:T00010206
中華汽車、新型「スーパージンガー」を発表
商用車市場を好感する中華汽車工業は11日、商用多目的ミニバン、三菱「ジンガー」のフルモデルチェンジタイプである「スーパージンガー」を発表し、同クラス車市場で50%のシェア獲得という高い目標を掲げた。また、同車は9月末に中華汽車が部品を輸出するベトナムでも発売される予定で、三菱が出資するベトナム・ビナスター・モーターズの冨田隆司副社長は、「台湾からベトナムへ輸出される『スーパージンガー』向け部品は今年、1,200台分に達する」語った。12日付経済日報が報じた。
中華汽車によると、2年前に発売された「ジンガー」と「スーパージンガー」の最大の違いは、最先端の三菱「2,400cc MIVECエンジン」を搭載していることで、性能が大幅に向上したという。「スーパージンガー」の価格は52万8,000~73万8,000台湾元(約175万~245万円)。業界関係者によると商用多目的ミニバンの市場規模は9,000~1万台だ。
自動車市場の低迷が続く中、9月は中華汽車以外にも和泰汽車、裕隆日産汽車が相次いで新車を発表している。今月10日までの販売台数は8月同期比384%増、前年比でも倍増したが、これは今年8月も昨年9月も大きな買い物には縁起が悪いとされる「鬼月」に当たり、基準値が大きかったことが要因とみられる。