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ファウンドリー、設備投資の再削減も


ニュース 電子 作成日:2008年9月12日_記事番号:T00010212

ファウンドリー、設備投資の再削減も

 
 半導体業界では景気低迷で生産能力の過剰が表面化しており、国際半導体設備材料展(セミコン台湾2008)に出展した設備業者は、景気が来年半ばまで好転する見込みはなく、ファウンドリー各社が来年の設備投資をさらに10~15%削減するとの悲観的な予測を示した。12日工商時報が伝えた。
 
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 ファウンドリー業界上位4社は今年、設備投資を20~30%削減したが、それでも景気低迷による生産能力の過剰は解消せず、業界内では第4四半期の設備稼働率は8インチウエハー工場で65~75%、12インチ工場もこれまでのフル稼働状態から80~90%に落ち込むとみている。

 設備業者によると、現時点の受注状況からみて、第4四半期の出荷量は前期比で、台湾積体電路製造(TSMC)で15%、聯華電子(UMC)で10%減少する見通しだ。その上、来年第1四半期はオフシーズンにあたるため、ファウンドリー各社は生産能力を拡充する必要がなく、結果的に設備投資は減少するとみられる。特に最先端の製造プロセスの導入に伴い、利用率が低下している8インチ工場への投資はほとんどない見通しだ。