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明基電通、低価格ノートに参入へ


ニュース 電子 作成日:2008年9月12日_記事番号:T00010213

明基電通、低価格ノートに参入へ

 
 近年ノートパソコン(ノートPC)市場での不振が続く明基電通(BenQ)は第4四半期、今年人気となっている低価格ノートPC市場に参入する見通しだ。BenQは低価格ノート「Joybook Lite」の8.9インチ型を早ければ10月に、10インチ型を11月に発売する計画で、8.9インチで月に3,000台、10インチで5,000台の販売台数を予測しているとされ、生産は和碩聯合科技(ペガトロン)が受託するとみられる。12日付工商時報が報じた。

 BenQの低価格ノートは、画面比率16対9のワイドスクリーンを採用し、インテルのモバイル向けマイクロプロセッサー「Atom(アトム)」搭載、OS(基本ソフト)はウインドウズXP、3.5Gネットワークカードも内蔵される見通しだ。同製品の主流である約1万5,000台湾元(約4万9,800円)の価格帯となり、台湾以外に中国やマレーシアなど東南アジア市場でも販売するとみられる。

 BenQはシーメンスの携帯電話部門買収により大きな損失を出した後、製品ラインナップの調整を進め、現在は液晶テレビとモニターを主力としている。しかし同社は一貫してノートPCの生産を維持しており、低価格ノート市場へは「Atom」の供給不足が解消した後の参入を計画しているとされていた。