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《新型肺炎》接触者の居家隔離7日に短縮へ、後半4日は外出可【図】(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2022年4月25日_記事番号:T00102167

《新型肺炎》接触者の居家隔離7日に短縮へ、後半4日は外出可【図】(トップニュース)/台湾

 新型コロナウイルス域内感染が急拡大する中、蘇貞昌・行政院長は24日に召集した防疫会議で、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が提案した、感染確認者との濃厚接触を理由とした外出制限「居家隔離」の期間を現在の10日から7日へ短縮することに同意した。うち後半の4日は、抗原検査の結果が陰性なら、条件付きで外出が可能となる。指揮センターはきょう25日、地方政府や専門家と実施時期など詳細について協議し、午後4時半の記者会見で発表するようだ。中央社電などが報じた。

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 25日付自由時報によると、居家隔離の期間の7日のうち、前半3日は従来通りの外出制限を実施する。後半4日は抗原検査で陰性を確認の上、▽全行程でマスク着用、▽飲食店で店内飲食をしない、▽大型のイベントに参加しない──を条件に外出できる。居家隔離の対象者は7万9,000人に増加しており、市民生活や経済活動への打撃を軽減する狙いだ。

 蘇・行政院長は24日、接触者の範囲の縮小についても同意した。自由時報によると、接触者は同居の家族などに限定し、同じ場所に勤務する同僚でも、マスクを着用して接触していれば、対象としない。

2日以内の接触者に

 指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は23日、22日に6直轄市の市長と1回目の会議を開催し、居家隔離の7日への短縮と、接触者の範囲縮小と調査の簡素化について合意したと説明した。

 陳・衛福部長によると、接触者の調査は、感染確認者が発症日から2日以内に接触した、▽同居者、▽同じ勤務場所の同僚、▽学校のクラスメート──に範囲を縮小する。従来は4日以内の接触者だった。

 将来的には、▽感染者自身が、同居者や企業や学校などの防疫担当者「防疫長」に感染したと報告し、▽報告を受けた防疫長が、接触者リストを衛生局に提出し、▽衛生局がリストを基に、居家隔離の通知書を発行する──方針だ。

ライフライン事業者も隔離免除

 陳・衛福部長は22日、▽台湾電力(台電、TPC)、▽台湾中油(中油、CPC)、▽国防軍──など、社会機能を維持するために必要な機関の従業員も、濃厚接触者となっても、条件付きで職場に復帰できると発表した。最後に接触した日から10日間は2日に1回の抗原検査が必要だ。

ピークには1日4.5万人も

 指揮センターが発表した23日の域内感染確認者は4,126人、24日は5,092人と増え続け、5,000人を上回った。

 陳・衛福部長は24日、国家衛生研究院(国衛院)の推計モデルによると、ピーク時に1日当たり感染確認者は4万5,000人まで増え、累計で350万人に上るとの見通しを示した。

 

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