ニュース 電子 作成日:2022年4月26日_記事番号:T00102194
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)が25日発表した予測によると、台湾の2022年の半導体受託生産の生産能力は世界シェア48%で、うち16ナノメートル以降の先進製造プロセスはシェア61%に上る見通しだ。各社が中国、米国、日本、シンガポールなどで新工場を建設し、25年に台湾の生産能力シェアは44%、うち先進プロセスは58%に低下するものの、優位性を維持すると予測した。26日付工商時報などが報じた。
12インチ工場と8インチ工場の数は、台湾が合計24基と最も多く、次いで中国、韓国、米国の順に多い。21年以降の新工場建設計画も、台湾が6基と最も多く、中国は4基、米国は3基の新工場建設計画がある。
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は台湾で22年下半期に3ナノプロセス、25年に2ナノプロセスの量産を目指している。
聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS、バンガード・インターナショナル・セミコンダクター)、力晶積成電子製造(パワーチップ・セミコンダクター・マニュファクチャリング、PSMC)も新竹、苗栗、台南などで新工場建設計画がある。
トレンドフォースは、台湾は半導体サプライチェーン(供給網)の重要拠点で、21年の半導体生産額はシェア26%で世界2位、IC設計はシェア27%で世界2位、パッケージング・テスティング(封止・検査)はシェア20%で世界首位だったと指摘した。
22年売上高シェア66%
トレンドフォースは、ファウンドリーの22年売上高は、前年比19.8%増の1,287億8,400万米ドルと予測した。
地域別で、台湾のシェアは66%と前年比2ポイント上昇、中国は8%と1ポイント上昇する一方、韓国は17%と1ポイント下落すると予測した。
企業別では、TSMCがシェア56%で前年比3ポイント上昇する一方、サムスン電子が16%と2ポイント下落、UMCが7%で横ばい、グローバルファウンドリーズ(GF)も6%で横ばいと予測した。
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