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地震保険の保険金、支払件数6年でわずか3件


ニュース 金融 作成日:2008年9月15日_記事番号:T00010223

地震保険の保険金、支払件数6年でわずか3件


 住宅用火災保険付帯の地震保険の加入率は、政府が契約推進を開始した2002年4月の0.2%から、25%以上にまで成長した。一方で保険金が支払われたケースはわずか3件にとどまり、この4年は1件も支払われていない状況だ。15日付経済日報が報じた。
 
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 6月末時点での地震保険の契約件数は196万9,000件。これまで保険金が支払われたのは、▽台東県で発生したマグニチュード(M)6の地震、2件▽台北のれんが造りの老巧化した家屋、1件──で、合計支払額は313万台湾元(約1,060万円)だった。

 損害保険会社の分析によると、支払い件数が少ないのは、保険金が支払われるのが、▽保険の対象となる建物が居住できない状態になり、建て替えが必要▽修理費用が新築費用の50%以上──で「全損」と認定された場合に限られるためだ。また、契約の92%が、銀行に地震保険加入を求められたもので、比較的丈夫な鉄筋コンクリート構造などが多いことが理由とみられる。

 財団法人住宅地震保険基金によると、地震保険の保険金額は最高120万元、最高18万元の宿泊費用が実費で支払われ、年間保険料は全国一律1,459元だ。