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高鉄沿線でF1レース開催、蕭副総統が提言


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年9月15日_記事番号:T00010227

高鉄沿線でF1レース開催、蕭副総統が提言

 
 「経済総設計師」の異名を持ち、経済政策面での手腕が高く評価される蕭万長副総統は13日、「台湾はF1レースを開催すべき」と発言し、「F1の導入は、台湾人に新たな休日レジャーを提供し、さらに台湾観光の発展も促す」という見方を示した。また蕭副総統は、「台湾高速鉄路(高鉄)沿線にF1サーキットを設置すれば、交通の便も良いし、関連サービス業の発展も促す」と話した。14日付中国時報が報じた。

 スワジランド訪問の経由地シンガポールで同国の経済発展と国際化を目の当たりにした蕭副総統は、「全体的にみて台湾は依然高い競争力を備えている。しかし多くの指標で台湾は、シンガポールや香港の後塵を拝しており、これは警戒に値する」と語った。そのシンガポールは2007年、7,000万米ドルを投じてF1レースを開催し、豪州、日本、マレーシア、中国に次いでアジア5番目の「F1クラブ」参加を果たした。

 蕭副総統はさらに、シンガポールがカジノ事業を発展させたことを挙げ、「台湾は現在『転身期』にあり、付加価値の高いサービス業および製造業の発展が不可欠だが、ハイレベルな人材、国際化が不十分で、政府は今後努力が必要」と語った。