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《新型肺炎》感染ピークは5月中旬~下旬、規制は強化せず(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2022年5月3日_記事番号:T00102301

《新型肺炎》感染ピークは5月中旬~下旬、規制は強化せず(トップニュース)/台湾

 新型コロナウイルス域内感染の新規確認が3日、2万3102人と2万人を超えた。週末は1日当たり1万5000人以上と1週間で3倍に増え、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は1日、5月中旬〜下旬に感染者数はピークを迎える可能性があると述べた。ピーク時は1日当たり最大20万人と、4月27日時点の従来予測を引き上げた。飲食店の店内利用禁止など、厳しい規制は採らないと述べた。中央社電などが伝えた。

/date/2022/05/03/01test_2.jpg台北市立聯合医院忠孝院区でも2日、検査を受ける市民で行列ができた(2日=中央社)

 域内感染確認は28日に1万人を上回り、30日以降は3日連続で1万5000人以上だった。2日は1万7801人で、特に北部が多く、▽新北市、6584人、▽台北市、3718人、▽桃園市、2577人──の合計で全体の7割を占めた。3日は2万3102人だった。

 4月23~29日の陽性率は、▽台北市、14.78%、▽新北市、21.98%──の2市のみが、平均9.63%を上回った。感染拡大で、医療機関や検査会場にPCR検査の行列ができ、1日のPCR検査の陽性率は33.9%で過去最高となった。台北市の抗原検査会場7カ所では、2日の陽性率が64.8%に上った。

検査希望者で混雑

 指揮センターは2日、検査を受ける市民で救急外来が混雑しないよう、軽症・無症状なら先に家庭用抗原検査キットで検査する、無症状なら抗原検査で陽性だった場合のみPCR検査を受けられる、各地の検査会場を増設するなどの対策を発表した。

 柯文哲・台北市長は2日、台北市の感染確認者の3.8%が入院治療が必要だと指摘した。市内の医療機関に対し、入院治療の受け入れは酸素吸入が必要な患者などに限定するよう要請したと述べた。

欧米モデルへ

 陳・衛福部長は2日、台湾の防疫政策は「ゼロコロナ」でなく、欧米の方向に徐々に進むと述べた。濃厚接触者の外出制限「居家隔離」をなくしたり、検査で感染を確認しなくても5日間休めば仕事に戻れるようにするなどの考えを示した。3回目のワクチン接種率を基準に、濃厚接触者の範囲や居家隔離の期間の縮小を検討していると語った。

 新型コロナ感染症の分類を5類感染症から、新型インフルエンザなどと同じ4類感染症に引き下げるべきとの意見について陳・衛福部長は30日、いつかはそうするが、時期はまだ観察が必要と述べた。マスク着用義務については、感染状況の変化に伴い、一部地区で解除する計画と語った。

 

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