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《新型肺炎》コンビニの検査キット販売、価格ネックで振るわず/台湾


ニュース 医薬 作成日:2022年5月10日_記事番号:T00102441

《新型肺炎》コンビニの検査キット販売、価格ネックで振るわず/台湾

 新型コロナウイルス域内感染確認が特に多い▽台北市、▽新北市、▽基隆市、▽桃園市──の4市のコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケットの大手8社の計7366店舗で9日、米アボット・ラボラトリーズの抗原検査キットの販売が始まったが、新北市板橋区など一部地域では依然、全民健康保険(健保)の特約薬局で購入しようと行列を作る市民の姿がみられた。特約薬局で購入する方が、コンビニなどより1回分当たり最大80台湾元(約350円)安いためとみられる。10日付聯合報が報じた。

/date/2022/05/10/13_2.jpg新北市のドラッグストア、康是美(コスメッド)でも行列は見られなかった(9日=中央社)

 コンビニなどでの購入は1人1回分までで、価格は180元以下。一方、特約薬局などで、健保カードや居留証などを提示して購入する実名制(本人確認)販売は、5回分1セットで500元だ。

 衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は同日、台湾の緊急使用許可(EUA)を取得したメーカーの抗原検査キットを海外から郵送で取り寄せる場合、6月末までは税関への申請を免除すると表明した。今週中に決定する見通しだ。