ニュース 商業・サービス 作成日:2022年5月13日_記事番号:T00102513
資訊工業策進会(資策会)産業情報研究所(MIC)が12日発表した2021年電子商取引(EC)利用調査で、消費者の92%がECモール(総合ECサイト)をよく利用していると回答した。新型コロナウイルス感染症の流行で、これまで利用しなかった人もインターネットショッピングを利用するようになっている。13日付工商時報が報じた。
陳・産業アナリストは、消費者が重視するのはやはり、価格と決済方法だと指摘した(MICリリースより)
よく利用するECモール(複数選択可)は、シンガポール系の蝦皮(ショッピー)24hが61%で、momo購物網の59%を上回った。3位以下は、▽PCホーム24h購物、43%、▽Yahoo奇摩購物中心、23%、▽東森購物網(ETモール)、12%──だった。
男女別では、男性は▽momo購物網、58%、▽蝦皮24h、57%、▽PCホーム24h購物、51%──の順だった。3C(コンピューター、通信、家電)製品をよく購入するため、PCホーム24h購物が高かった。女性は、▽蝦皮24h、65%、▽momo購物網、60%──の順だった。
よく利用するモバイルアプリは、▽蝦皮購物、64%、▽momo購物網、40%、▽Yahoo購物中心、14%──と続いた。蝦皮購物のアプリは、18〜25歳の8割、26〜55歳の7割近くが利用していた。
陳冠文・産業アナリストは、18〜25歳の消費者はユーザーエクスペリエンス(UX、利用者体験)を重視しており、56〜65歳は商品説明や検索機能の使いやすさを重視していると分析した。
越境EC利用率、2割未満
自社ECサイトの利用率は35%だった。
越境ECサイトの利用率は、▽中国の天猫/淘宝(タオバオ)、19%、▽楽天市場、8.4%、▽アマゾン6.6%──など、いずれも2割以下だった。
陳・産業アナリストは、台湾のECサイトや、購入代行サービスでも、海外の商品を入手できるためと分析した。
調査は21年10月から1カ月間、オンラインで実施した。有効回答数は2500件だった。
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