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中国語の英字表記、中国のピンインを採用


ニュース 社会 作成日:2008年9月17日_記事番号:T00010281

中国語の英字表記、中国のピンインを採用

 
 行政院は16日、中国語の地名などを英字で表記する際の基準として、中国式の「漢語ピンイン」を採用することを決めた。17日付聯合報が伝えた。

 中国語の英字表記法は国際的に漢語ピンインが認知され、台湾でも導入の動きが進んでいる。過去に主に使用されてきた「通用ピンイン」を採用する中央政府機関や自治外の比率は68%に低下しており、教育部は国際化の流れの中で漢語ピンインの採用は避けられないと主張していた。

 このため、行政院国際生活環境作業グループは教育部の提案を受け入れ、表記基準を漢語ピンインに統一することを決めた。今後は中央政府は英字表記に通用ピンインを採用した地方事業には補助を行わないなど、強制力が強い手段で表記の統一を図る方針だ。

 英字表記基準をめぐっては、漢語ピンインを採用すると台湾の主権意識に影響を与えるなどと反対意見も根強いため、教育部は漢語ピンインの採用と主権問題は関係ない点を強調すべきだと主張している。

 2つの表記基準は、例えば「新竹」が漢語ピンインでは「Xinzhu」、通用ピンインでは「Sinjhu」など隔たりが大きく、外国人観光客などから一本化を望む声が上がっていた。