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南港ソフト園区第3期ビル、供用を開始


ニュース その他分野 作成日:2008年9月17日_記事番号:T00010285

南港ソフト園区第3期ビル、供用を開始

 
 南港軟体園区(ソフトウエア園区)第3期(台北市南港区)が16日供用を開始した。開幕式に出席した馬英九総統はあいさつで、「昨年完成し、現在第2期工事が進められる南港展覧館、3鉄道(高鉄、台鉄、MRT)共有の南港駅(現在建設中)を備える南港区は台北市の新たなスターだ」と期待を示し、今後の発展にも「中央は問題解決に協力する」と表明した。17日付経済日報が報じた。
 
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南港ソフト園区第3期ビル外観。今後さらに企業の進出が期待される(17日=中央社)
 
 第1、2期ビルと合わせた年生産額は2,000億台湾元(6,600億円)を超えるとみられ、郝龍斌台北市長は「今後も継続して今後第4、第5期ビルの開発を進める」と発言した。同園区は、内湖科技園区、計画中の士林北投科技園区と合わせ「台北科技コリドー(回廊)」を形成する。

 同園区の開発を請け負う世正開発の黄茂雄董事長によると、南港展覧館のすぐそばに位置する同ビルは、敷地面積1.5ヘクタール、総床面積5万2,000坪で、約60社余りの企業を収容できるという。現在企業の進出率は約40%だが、年内には100%に達する見込みで、年末に信義区での契約が切れる台湾高速鉄路(高鉄)が同ビルに移ることが決定し、IBMや台湾マイクロソフトも進出するとの観測が出ている。

 今後IT(情報技術)およびバイテク産業の国際的研究開発(R&D)拠点への発展が期待される同園区は、まだ比較的賃料も安いことから、進出企業が相次いでおり、台北市のオフィスビル市場に再編をもたらしている。
 
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