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再生タイヤ産業、景気低迷で再編の動き


ニュース その他製造 作成日:2008年9月17日_記事番号:T00010289

再生タイヤ産業、景気低迷で再編の動き

 
 台湾の再生タイヤ業界では、景気低迷を受け合併など業界再編の動きが加速している。

 17日付工商時報によると、上発橡膠と昭元橡膠は最近相次いで再生タイヤ工場を閉鎖した。また、仏ミシュラン系の福林輪胎は経営コスト削減のため、台湾ミシュランの傘下に統合される道を選び、今後は販売は行わず、再生タイヤの生産のみを行う。

 上発橡膠は月2,000本の再生タイヤを生産していたが、不景気で業績が低迷したため、これまで生産受注先だった三千公司に設備を譲渡した。三千の再生タイヤ生産ラインは11月に操業を開始する予定だ。

 一方、昭元橡膠も月3,000本の再生タイヤ生産設備を東大工業に譲渡した。東大工業は現在月5,000本の再生タイヤを生産しているが、近く4,000万台湾元(約1億3,200万円)を投じ、宜蘭県の利沢工業区に新工場を設置し、昭元橡膠から購入した設備を設置する予定だ。来年1月の完成後は、再生タイヤの生産能力が20~30%増加する見通しだ。