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電子業界など賃上げ10%以上も、TSMCに対抗【表】(トップニュース)/台湾


ニュース その他分野 作成日:2022年6月6日_記事番号:T00102902

電子業界など賃上げ10%以上も、TSMCに対抗【表】(トップニュース)/台湾

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が4月に平均8%と、例年を上回る賃上げを実施したとされ、賃上げによる人材獲得競争が激化している。電源装置大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の賃上げ幅は15~20%、警備会社の中興保全科技(台湾セコム)は最高25%など、電子業界にとどまらず、従来型産業でも10%以上の賃上げが多数みられる。4日付自由時報が報じた。

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 半導体業界は例年、上半期に平均3~5%の賃上げを実施している。TSMCは昨年1月に20%全面賃上げした上で、例年通り3~5%賃上げしたのに続き、今年の賃上げ幅は5~10%と例年を上回った。

 TSMC傘下のファウンドリー、世界先進積体電路(VIS)の賃上げ幅は4%、パッケージング・テスティング(封止・検査)の精材科技(シンテック)は3~5%、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は3~9%だ。

 ファウンドリーの力晶積成電子製造(パワーチップ・セミコンダクター・マニュファクチャリング、PSMC)の賃上げ幅は3~5%、パッケージング・テスティング最大手、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)も3~5%。

 半導体材料商社の華立企業の賃上げ幅は最高34.9%、車載用アンテナなどの栄昌科技(グランド-テック・テクノロジー)は最高25%だ。

長栄海運、5~6%

 自動車業界は、トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、業績賞与(ボーナス)の一部を毎月の給与に振り向け、初任給を最高20%引き上げ、同業の裕隆集団も給与構造の見直しで最高25%引き上げた。

 ゴルフクラブなど金属加工の復盛応用科技の賃上げ幅は5~20%、鉄鋼商社大手の新光鋼鉄は5~10%だ。

 運輸業界は、海運大手、長栄海運(エバーグリーン・マリン)が5~6%、長栄航空(エバー航空)は1.3%、台湾高速鉄路(高鉄)は2.5%など。

 

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