奇美電子（ＣＭＯ）が、8.5世代パネル工場の生産スケジュールを延期したという観測が出ている。ある設備メーカーが、奇美電から8.5世代工場への設備搬入の時期を遅らせるよう申し出を受けたという。しかし、奇美電の広報部門は同情報について、「8.5世代工場の生産延期は聞いておらず、計画は予定通り進んでいる」と語り否定した。17日付蘋果日報が伝えた。
設備業者によると、8.5世代工場の建設を進めている奇美電と友達光電（ＡＵＯ）のうち、友達のスケジュールは予定通りだという。
このほか、来年５月に生産を開始する予定の群創光電（イノルックス・ディスプレイ）にも、生産開始を遅らせる可能性があるという観測が出ている。同社の許嘉成スポークスパーソンは「今年12月に設備を搬入し、来年５月に生産を開始する」と語りつつ、「市場環境が本当に悪ければ、計画調整の可能性もある」と示唆した。
