ニュース 運輸 作成日:2022年6月16日_記事番号:T00103102
長栄航空(エバー航空)の孫嘉明・総経理は15日、15日から新型コロナウイルスの水際対策の緩和で、海外から入境する旅客の外出制限「居家検疫」が3日間に短縮されたことで、航空券の予約が急増し、1週目の割り当て分は売り切れたと明かした。特に、北米~台湾、欧州~バンコク経由便の予約が多い。中華航空(チャイナエアライン)も、6月末までの割り当て分が売り切れた。16日付工商時報などが報じた。
孫・総経理(右2)は、PCR検査の陰性証明が不要な国・地域も増えており、交通部民用航空局(民航局)に対し、最終目的地によっては陰性証明不要にしてほしいと訴えた(15日=中央社)
15日から、入境者の居家検疫は3日間に短縮され、その後4日間の「自主防疫」は陰性が確認できれば、仕事や生活必需品の購入のためなら外出できるようになった。
エバー航空は、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が11日に発表後、航空券の予約が急増したと説明した。
孫・総経理は、入境者数の上限の週2万5000人では全く足りておらず、台湾人は上限に含めず、帰台できるようにしてほしいと、政府に対し提言した。
交通部関係者は、7月に夏休みに入れば、帰台やビジネスの入境者がさらに増えると予想され、指揮センターに企業の意見を伝達すると回答した。
7月から大幅増便
孫・総経理は、旅行ブームに向け、第3四半期に大幅に増便すると語った。
北米線は現在の週17便から、週29~33便に増やす。8月からロサンゼルスやサンフランシスコ線を1日1便に増やし、バンクーバー線は増便する。ヒューストンやシカゴ線も再開する。
欧州路線は7月から、バンコク経由の▽アムステルダム、▽ウィーン、▽ロンドン──線を再開する。11月にもミュンヘンやミラノの直航便を再開する。
東南アジアの主要都市の路線は、毎日運航に戻す。
孫・総経理は、日本便や韓国便については、交通部観光局が海外団体旅行の催行を解禁していない上、現地での入国者数の上限もあることから、増便は未定と説明した。
20年3月19日から、旅行会社に対する海外団体旅行の催行が禁止されている。指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は今月9日、9月にも解禁する可能性があると発言していた。
日本台湾交流協会は15日、日本の水際措置が緩和されたことに伴い、台北、高雄両事務所に査証申請が殺到していると説明した。「受付済証」による査証申請は事前予約制で、台北事務所は既に6月28日まで予約がいっぱいだという。
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