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人事局が経済振興のアイデア公募、「政府は素人」批判が集中


ニュース その他分野 作成日:2008年9月18日_記事番号:T00010316

人事局が経済振興のアイデア公募、「政府は素人」批判が集中

 
 行政院人事行政局(人事局)が、同局のウエブサイトで12日から行っている「あなたのアイデアで経済を救おう」キャンペーンに対し、「政府は素人か」と批判が集まっている。同サイトには「内閣をボランティア制に」や「中学生並の発想」など痛烈な言葉が並び、人事局では慌てて削除するなど対応に追われている。18日付蘋果日報が報じた。

 このキャンペーンは12日から3カ月間行われ、経済振興のアイデアを募集する。賞品は上位3名と優秀賞20名にそれぞれ商品券5,000台湾元分(約1万6,257円)と1,000元分で、政策の参考にするという。

 17日までに100以上の提案が集まったが、「打つ手なし」「恥を知れ」などの批判から、「阿扁(陳水扁前総統)にやらせろ」といった嫌みまでが投稿され、人事局では単なる冷やかしについては削除するなどして対応している。

 陳清秀同局局長は「行政院の景気小組(景気対策チーム)の会議にもたびたび出席してきたが、官僚や専門家が頭をひねっても困難だ。そこで助けを借りることにした」と述べ、さらに「経済は経済部だけの責任ではない。持ち場主義をやめ、みんなで取り組めばきっと良い案が見つかる」と語った。