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車いす輸出拡大、企業連合結成へ


ニュース その他製造 作成日:2008年9月18日_記事番号:T00010334

車いす輸出拡大、企業連合結成へ

 
 経済部技術処は17日、金属工業研究発展センターが推進する南部伝統産業科技振興策の一環として、中正大学、自転車健康科技工業研究発展センターと協力し、手動車いすの研究開発(R&D)に向けた企業連合を結成する方針を明らかにした。関係者は車いすメーカーの康揚、祥巽企業などと協議を進めており、車いすの輸出拡大に向け連携を強化する考えだ。18日付工商時報が伝えた。

 台湾製車いすの平均価格は110米ドルで、中国製の70~80米ドルに比べ競争力が劣り、メーカーは苦しい経営を迫られている。金属工業研究発展センターなどは業界の競争力向上に向け、メーカーと部品供給元などが共同で製品開発に当たる企業連合を結成し、来年には手動車いすの輸出を倍増させたい構えだ。

 台湾製の車いすは多機能化の面で欧米や日本の製品に後れを取っており、高価格帯の車いす市場でも苦戦している。企業連合は共通部品の採用、部品のモジュール化、製品の多機能化などで輸出競争力を高めたい考えだ。