ニュース 商業・サービス 作成日:2022年7月1日_記事番号:T00103376
百貨店大手、遠東そごうは30日、台北文化体育園区(台北市信義区)のドーム型スタジアム、台北大巨蛋(台北ドーム)の施工業者の遠雄集団(ファーグローリー・グループ)と、商業施設の長期賃貸契約を締結したと発表した。ショッピングセンター(SC)「遠東そごうシティー」として、2024年第4四半期に開業する予定だ。売り場面積は4万2000坪以上で、台北市で最大のSCになる見通しだ。1日付経済日報などが報じた。
台北ドームは、多機能体育館と商業施設、シネマコンプレックス、ホテル、オフィスから成る。遠東そごうは商業施設とシネマコンプレックスを運営する。
商業施設には、地上8階、地下2階建てのショッピングビルのほか、体育館の1階と地下1階の店舗、地下2階の台北都市交通システム(MRT)国父紀念館駅との連絡通路の店舗が含まれる。シネマコンプレックスは1階と6階だ。
遠東そごうは、遠東そごうシティーは台北ドームのイベント参加者だけでなく、台北市大安区の東区商圏や信義計画区を訪れる人も呼び込め、周辺産業の発展につながると説明した。
開業後は、2000人以上の雇用創出が見込まれる。
百貨店業界関係者は、遠東そごうシティーは若者向けとし、同じ東区商圏にある既存店舗、全年齢向けの台北忠孝館、高級ブランドがメインの台北復興館と差別化すると予測した。
工事の6%、未完成
一方、台北ドームは依然、工事の6%が未完成で、10月に予定していた試験営業開始を延期する見通しだ。台北市政府から4回目の建築変更の許可が下りるのを待っており、その後工事に約1カ月半が必要な上、完工後は台北市政府都市発展局の検査を経て、使用許可の発給を受ける必要があるためだ。
遠雄集団は、全施設の完工は、遠東そごうシティー開業の2年半後に間に合うと強調した。
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