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6月新車販売9カ月ぶり増、コロナ感染落ち着きで【表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2022年7月4日_記事番号:T00103400

6月新車販売9カ月ぶり増、コロナ感染落ち着きで【表】(トップニュース)/台湾

 6月の新車登録台数は3万2631台で前月比5.5%増、前年同月比16.8%増と、9カ月ぶりに前年同月を上回った。新型コロナウイルス域内感染状況が落ち着き、ショールームの来店客数は前月比2割増加した。業界関係者は、値上げを見越して、消費者が購入時期を早めたと指摘した。2日付工商時報などが報じた。

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 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は1万208台で、前年同月比28.2%増加した。市場シェアは31.3%だった。台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」は3066台で、車種別の首位だった。台湾生産セダン「カローラアルティス」は1103台で前月と同じ5位、輸入SUV「RAV4」は987台で6位と、前月の3位から順位を落とした。

 2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の3416台(三菱、CMC含む)で、前年同月比0.7%減少した。シェアは10.5%だった。車種別2位に、台湾生産商用車「VERYCA(ヴェリカ)」が1249台でランクインした。前月は4位だった。

 3位は、BMWの2191台で、前月の2倍以上、前年同月比53.6%増加した。大量の車両が港湾に到着したことで納車が進んだ。輸入車別では首位だった。

 輸入車全体の新車登録台数は計1万4490台で、前月比2.8%増加した。シェアは44.4%で、前月比1.2ポイント低下した。

7月新車市場、4万台回復か

 和泰汽車は、7月の新車登録台数は前年同月比5%増の4万台と予測した。新型コロナ感染状況の落ち着きで、域内旅行向けの需要が期待できるほか、7月末に、大きな買い物は縁起が悪いとされる鬼月(旧暦7月、2022年は7月29日〜8月26日)が控えていることが理由だ。

 現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店、南陽実業は1日、9月1日から台湾生産SUV「ツーソンL」の新モデルを1万〜2万台湾元(約4万5000〜9万円)値上げすると予告した。原材料高や部品不足、台湾元安を受け、鬼月明けに、2023年モデルの値上げが続きそうだ。

/date/2022/07/04/01tucsonl_2.jpg新型「ツーソンL」は昨年12月の発売以来、6月末までの注文が5000台を超えた(ヒョンデリリースより)

 

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