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今年の経済成長率4.1%、宝華総研が下方修正


ニュース その他分野 作成日:2008年9月19日_記事番号:T00010346

今年の経済成長率4.1%、宝華総研が下方修正

 
 宝華総合経済研究院は18日、2008年の台湾経済成長率予測を従来の4.6%から4.1%に下方修正した。景気の低迷と消費力の減退が主な原因としている。19日付経済日報などが伝えた。
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 消費者物価指数(CPI)上昇率は3.44%から3.80%に上方修正された。物価と原油・電力料金の値上がりにより、7月の同数値が過去14年で最高の5.91%にまで押し上げられたためだ。なお、梁国源同研究院長は「7月中旬に国際原油価格と原材料価格が下がり始め、輸入によるインフレ圧力は収まりつつある」と説明し、第3・第4四半期のCPI上昇率をそれぞれ4.8%、2.67%と予測している。

 梁院長は、今年下半期の経済成長の原動力ついて、世界景気の低迷などにより、外需から内需へとシフトすると指摘している。しかし、三角貿易の増加で域内の民間消費成長率は低くなっているという。米国からの受注を中国で生産することによって、域内の雇用低調、賃金の低下をもたらし、消費が停滞している。梁院長は、三角貿易のマイナス効果を避けるため、政府は海外に進出する台湾企業のUターン投資を奨励すべきだと語った。