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第一銀と華南銀、仕組み債の販売中止


ニュース 金融 作成日:2008年9月19日_記事番号:T00010353

第一銀と華南銀、仕組み債の販売中止

 
 米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻や米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIGに対する公的支援決定などを受け、台湾の市中銀行では外資系投資会社が発行する仕組み債を払い戻す投資家の姿が目立っている。第一銀行と華南銀行は、仕組み債の販売中止を決定した。19日付蘋果日報が伝えた。

 台湾の市中銀行では仕組み債の売却規模が過去1週間で100億元(約325億円)を超えたとみられる。第一銀は18日、営業時間を30分間延長して顧客の債権売却に対応した。

 第一銀の担当者は「16日から売却が目立つようになった。域内・海外のファンド、仕組み債がすべて売られている。仕組み債の売却規模は1日で3億元にも達した」と話した。

 中国信託商業銀行(CTB)と台北富邦銀行は、本来売却期日が限定されている仕組み債の売却を毎日受け付けることにした。

 台湾の市中銀行が取り扱ったAIGの仕組み債の規模は20億元で、顧客数は約5,000人とみられる。リーマンの400億元、5万1,000人に比べれば影響は小さいもようだ。