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8月の不動産移転登記、前月比31%減少


ニュース 建設 作成日:2008年9月19日_記事番号:T00010355

8月の不動産移転登記、前月比31%減少

 
 台北市の8月の不動産所有権の移転登記件数は、前月比31%減の4,138件だった。過去3年で3番目に低い数値で、今年2月と2006年2月を上回るのみだった。台北市政府地政処の統計として19日付蘋果日報が報じた。
 
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 この3年の移転登記件数は、単月で5,000件を超えることが多かった。今年に入ってからは2月の3,552件を除いて軒並み6,000件を上回り、5月には7,218件を記録していた。米系の台湾易而安不動産(ERA)の張欣民市場マーケティング顧問は、不動産の資産価値が第1四半期と比べて下がっていること、および株価の下落が原因だと指摘した。

 台北市南部の文山区は、8月の移転登記件数が市内で唯一、直近32カ月の平均件数を超え好調だった。また、士林区や北投区も取引が比較的活発で、中低価格の物件が人気となっていることがうかがえる。

 台北市全体の通年の移転登記件数は、この5年で初めて40万件を割り込む可能性があるとERAの張顧問は予測。不動産価格が10~20%下がる恐れもあると指摘している。