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事故米騒動、衛生署が注意呼び掛け


ニュース 食品 作成日:2008年9月19日_記事番号:T00010361

事故米騒動、衛生署が注意呼び掛け

 
 日本国内でカビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」の不正転売問題が波紋を広げる中、行政院衛生署は18日、今年少なくとも台湾企業76社が日本から米製品を輸入していたとして、消費者に米を原料とする日本製食料品を食べないよう呼び掛けた。19日付蘋果日報が伝えた。

 衛生署の呼び掛けを受け、百貨店などでは疑わしい商品を撤去するなどの対応を取る方針だ。衛生署はまた、日本で米製品を購入する際には注意を払うように旅行者に求めた。

 衛生署食品衛生処の謝定宏副処長は「日本から米製品を輸入した業者は自主的に(事故米流出先のリストを)チェックし、もし事故米流出先から輸入した製品があれば、19日中に衛生署に届けてほしい」と呼び掛けている。

 一連の問題は、米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が工業用「事故米」を食用と偽り転売していたもので、流通先に保管されていた事故米からは基準値を超える殺虫剤成分の残留が確認された。これを受け、厚生労働省は18日、事故米を購入していた食品会社や菓子店など375社のリストを公表していた。