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中華電信、08・09年資本支出は削減せず


ニュース 電子 作成日:2008年9月19日_記事番号:T00010366

中華電信、08・09年資本支出は削減せず

 
 電信業最大手、中華電信の通話サービスの売上高が今年上半期、初の前年比マイナスを記録するなど、通話事業市場の縮小が明らかとなる中、中華電信の呂学錦董事長は18日、「苦しい時代が到来した。そんなに厳しい状況にならないでほしい」と弱気な発言を行った。しかし、「電信業の発展は不景気に影響されることはない」として、「今年も来年も320億台湾元(約1,047億円)規模の資本支出を縮小することはない」と語った。19日付経済日報が報じた。

 中華電信では、今後5年間で約1,300億元を投じて次世代ネットワーク(NGN)および光ケーブルネットワークの構築計画を進めているが、一部の設備業者から最近、「電信業者が設備投資を削減する」との懸念が示されていた。これに対し呂董事長は、「今後1、2年はNGNへの投資額がピークとなる」と観測を否定した。

 また、「下半期、中華電信の通話サービス売上高は景気の影響を受けるか」というメディアからの質問に対し、呂董事長は「今年全体で見ると、サービス量は増加するが、料金の引き下げにより収入は減少する」と述べた。