宏碁（エイサー）は、第２四半期のノートパソコン（ノートＰＣ）出荷台数シェアが北米市場で14.4％の３位、欧州・中東・アフリカのＥＭＥＡ市場では17.9％で２位となり、全体では前期に引き続き３位だった。１位はヒューレット・パッカード（ＨＰ）で、２位はデルだった。市場調査会社、ディスプレイ・サーチの調査として、19日付工商時報が報じた。
エイサーは欧米市場のシェア拡大を狙い、昨年米ゲートウェイを、今年オランダのパッカード・ベルを買収した。昨年第４四半期にはデルを抜いて２位に浮上したが、今年第１四半期は３位に後退している。第２四半期も３位に甘んじたのは、ゲートウェイとパッカード・ベルの出荷台数シェアが減少したためだとディスプレイ・サーチは指摘した。
低価格ノートＰＣ（ネットブック）は第２四半期、世界全体の出荷台数が173万台だった。通年ではノートＰＣ全体の11％を占める1,449万台、2015年には全体の16％に当たる7,400万台と予測している。メーカー別の世界シェアは華碩電脳（ＡＳＵＳ）の50.4％が最大で、ＨＰは5.4％、エイサーは4.8％だった。
